• "食の安全"(/)
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  1. 山形市議会 2013-05-24
    平成25年産業文教委員会( 5月24日)


    取得元: 山形市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-06-17
    平成25年産業文教委員会( 5月24日) 産業文教委員会   日   時   5月24日(金) 15時00分〜16時10分 場   所   第4委員会室 出席委員    遠藤吉久伊藤香織阿曽 隆、浅野弥史武田新世、         川口充律菊地健太郎丸子善弘斎藤淳一 欠席委員    なし 当局出席者   商工観光部長農林部長農業委員会事務局長、         教育長教育部長関係課長等 委員長席    遠藤吉久 協議事項    1 委員会座席について         2 自己紹介         3 所掌事務について         4 報告事項         (1)春のイベント入込み状況について         (2)「山形食育地産地推進計画」の取り組みについて         (3)山形市における体罰に関する調査結果について         5 行政視察について      〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
    1 委員会座席について  開会に際し、委員会座席について、委員長席に向かって右側の委員長席寄りから伊藤香織委員長浅野弥史委員菊地健太郎委員丸子善弘委員とし、左側は武田世委員阿曽 隆委員川口充律委員斎藤淳一委員とすることで了承された。 2 自己紹介  説明員担当書記総務部総務課担当職員の順に自己紹介を行った。 3 所掌事務について  所掌事務については、配付した「常任委員会所管部課等分掌事務」のとおりであることを確認した。 4 報告事項 (1)春のイベント入込み状況について  観光物産課長から、別紙資料に基づき報告があった。 (2)「山形食育地産地推進計画」の取り組みについて  農政課長から、別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   山形市の食育地産地推進ネットワークは、9つある施策のうちどの施策に入るのか。 ○農政課長   推進組織になっている。市民団体40団体情報交換と学習の場を設け、6月7日に開催する予定となっている。 ○委員   9つある施策の内どの施策に入るのか。 ○農政課長   体系図では、成果項目推進体制項目のうち、市民各層からなる推進組織の中に入る。 ○委員   先般、わらびから放射線セシウムが検出されたと報道があったが、食の安全安心項目の中で、原発風評被害に対する対応記述がないように思われる。それについてどのように考えているのか。 ○委員長   そのような観点考え方が網羅されているのか、それとも別となっているのか。 ○農政課長   計画食の安全安心の記載があるが、原発に関することについては、いろいろと問題があることから、全く別のほうで対応している。 ○委員長   食育地産地推進計画の5カ年の計画であり、当面の安全・安心とは全く別であると御理解願いたい。 ○委員   全体の体系図食農体験と記載されているが、これはどのような事業なのか。 ○農政課長   親子農業体験隊や農家に行って行う農業体験等である。 (3)山形市における体罰に関する調査結果について  学校教育課長から、別紙資料に基づき報告があった。 ○委員   教育長の全教職員へのメッセージを読ませていただいたが、教育長の熱意が伝わってくる内容であった。これを現場でしっかり読んでどれだけ受けとめられるのかが非常に大事な事である。山形市の結果についてどのような認識なのか。また、体罰の生まれる背景をどのように見ているのか。保護者学校関係者からの話を聞くと、もっと多いのではないかとの声も聞かれる。どこまでを体罰というのか、不適切指導と分類されているものについても見ようによってはもっとあるという方もいる。結果に対する見解を聞きたい。 ○学校教育課長   今回、文部科学省からの調査の際に体罰の判断についての定義づけがあった。教育委員会会議において暴言については、体罰と同等ではないのかとの指摘もあり、我々も同等のものだと認識し、これまでも指導しており、今後とも指導を継続してまいりたいと答えたところである。暴言により心を傷つけることも本来ならば体罰に含んでいるものと考え、今後とも指導していくべきだと思っている。また、なぜ体罰が起きるのかについては、子供たち教員思い通りに動かないときに、かっとなったり、完璧に何とかしたいという強い思いの中で、やり過ぎた指導が行われたりして体罰が生まれると今回の調査でも感じている。冷静に子供気持ちを酌んだ上で、指導していくことが今後とも大事であり、教員自身もそのことは理解しているが、実際こうやって問題が起きていることについては、我々の指導が至らなかった部分があり、暴力暴言を吐かなくても指導できる教員の力量をさらに身につけていくことを大事に考えていく。 ○委員   全体的な考え教育長から聞きたい。 ○教育長   山形市内において体罰と認定された件数について、私自身としては非常に多い数だと認識しており、極めて責任を痛感している状況である。現在、県全体でいのち教育を推進しているさなかで、なおかつ10年計画最終版まできている段階であるが、いのち教育理念が、末端の教職員まで十分に伝わっていないと痛感している。子供たち人格人権に対する認識が十分でないと分析している。学校現場はもちろん、もう一度教育委員会及び大人全員子供人格人権を守っていくという気持ちで、再度、教育の原点に立ち返って山形らしい教育いのち教育、そして山形市の教育基本計画にある理念を実現するために、努力していく必要があると思っている。教育長として今後とも指導力を発揮してまいりたいと考えている。 ○委員   いのちを大切にする。そして子供人権に対する認識がまだまだ徹底されていない部分について、今後の課題としてぜひ頑張っていただきたい。これまでいじめのない学校をと言われてきたが、ここにきて体罰がクローズアップされてきた。私は体罰いじめ暴力性という点では全く同じ根源・問題であると思っている。また、教職員からの話では、体罰はよくないが保護者も我々に愛のむちを求めないでほしいとの話もあった。現場がいろいろ大変で問題のある生徒もいる中で、いろんな思いがあるとは思うが、ちょっと認識が甘いのではないかと感じている。教育長メッセージがでた後でも受けとめ方はさまざまであると思っている。ぜひ今後の教職員への研修などの取り組みを徹底していただきたい。 ○委員   体罰不適切指導報告があったが、この件がきっかけで不登校等になっている生徒はいないのか。また、謝罪ケアを含め、この報告された案件については、全て解決しているのか。 ○学校教育課長   幸いにも不登校になった生徒はいない。また、必要なものについてはそれぞれ校長・教頭が立ち会いのもと、謝罪の場を設けて全て対応している。不適切な指導についても必要なものについては、保護者への説明謝罪を行っている。 ○委員   児童等ケアをしっかり行うようお願いする。 ○委員   今回の調査結果が出て体罰がクローズアップされているが、多くの先生の中の一部の先生体罰という行為をしているだけで、真面目に取り組んでいる多くの先生が萎縮していくことを危惧している。今後のケアを含め対応はどのようにしていくのか。 ○学校教育課長   7月の職員会で使用できるような指導資料を現在作成中であり、今回の調査結果及び考察も含め、御指摘いただいた点も含んで記載していく。信頼関係が築ける指導を継続していくこと。その中に暴言暴力があってはならないとの基本線を大事に信頼関係の構築を第一に考えて進めていく。 ○委員   体罰はあってはならない。付随して、しかし教育の質は下げてはいけないという考え皆さん一緒であることから、ぜひよりよい方向に進んでいけるように期待している。 ○委員   体罰不適切指導の違いについて文部科学省から提示されたとのことだが、その資料委員に提示することはできるのか。 ○学校教育課長   アンケート調査内容について明示していないことについては大変申しわけなかった。今回の調査において、保護者用アンケートにその体罰の例を記載しており、具体的な内容として暴力があるということ。正座などの長時間による肉体的苦痛を与えること。長時間トイレ等に行かせないなどの苦痛を与えたこと、などの具体的な事例が記載されており、それに基づきアンケートが実施された。 ○委員   体罰と不適切な指導との違いは何か。資料を提示してもらわないと曖昧でわかりづらい。 ○委員長   後ほど資料を提示してほしい。 ○委員   体罰の定義とは何か。罰は悪いことをした場合与えられるものだと常々思っている。暴行と体罰との考え方をしっかり分けるべきと思うがどうか。 ○教育長   体罰暴力の違いはないと認識している。学校教育法において体罰は禁止されている。ただし、懲戒は加えることができるとの項目もある。何か児童に不適切な行動があった場合に、例えば放課後に掃除当番をさせる等の懲戒権は認められていることから、そういった点については、しっかりと教育的観点から進めていく必要がある。体罰と捉えられるようでは暴力と同じであると考えている。 ○委員   いろいろな考え方があるが、我々が子供のころも殴られたことがある。我々殴られた側としても、悪いことをしたからという認識があるから何も言わない。今このように体罰が注目されているのは、殴られた側がなぜ殴られたのかわからないからである。教育長考え方が違うが、体罰暴力は明らかに違うものだと私は思っている。 ○委員   文部科学省に基づいたアンケートだと報告があったが、体罰とはどういった位置づけで、アンケート調査を行ったのかを示していただきたい。また、体罰のない学校づくりの方策で、体罰ガイドラインを県で作成していくとの報告があったが、この調査結果も含めて、そのガイドラインを県で作成している時に、現場からの意見を反映する場があるのかどうかを聞きたい。 ○学校教育課長   各現場の方からも有識者として委員に入り、ガイドラインをつくると確認されている。 ○委員   具体的に市の調査内容状況報告をされ、意見反映もできると認識してよいか。 ○学校教育課長   県全体の調査結果を受け、意見を反映しながらガイドラインを作成していく。 ○委員   子供人権に対しては、十分に考慮しなければならないのは理解できるが、人権ばかり気にしていると、子供の将来にとって本当によいのか。あるいは簡単に言うとわがままな子供が育ってしまう。クラス全体のことを考えてきちっと指導すべきときに先生が判断できなくなるのではないのか。話を聞いていると学級崩壊となっても崩壊しない子供たちだけを指導しておけばよいとならないのか。個人に優しくなりすぎて全体を見失うような教育になってはならないのではないか。今後の会議現場先生から反発がくるのではないのか。本音はどうなのか。 ○学校教育課長   学級が荒れて授業ができない状態は好ましくない。厳しく指導すべきところは厳しく指導するということは、今後も継続して実施していただきたい。校長会を通しても話をさせていただく。ただし、その時に暴力暴言のない指導のあり方について配慮し、皆で体罰のない指導を目指していくように話をしている。 ○委員   体罰と認知した主な対応を見ると、陰湿なやり方など先生が感情的にやっているようである。先生方の情緒が不安定になっているのではないのか。7月に行われる職員会指導は、メンタル的な部分についても含まれるのか。 ○学校教育課長   子供たちは注意をしてもすぐに聞かないことがある。そのとき、かっときても手を出さないで指導するやり方について、具体的なことを各学校でもう一度確認していただく必要があると思っている。簡単なのは手を上げてだめだと注意することだと思われるが、体罰につながる可能性がある。そういうところについても、今後十分に気をつけていき、教職員が問題を1人で抱えこまずに組織的な対応となるよう進めていきたい。 ○委員   今回小学校4年生以上の児童と中学校の全ての保護者を対象にアンケートを実施したとのことだが、学校側に対し、校長会等を通して結果報告を行っていくとの記述があるが、実際にアンケートに協力した保護者に対して、どういったやり方で結果報告を行ったのか。 ○学校教育課長   市内全体での報告よりも、今回4月の各学校でのPTA総会において、校長から各学校状況等について報告を行った。 ○委員   教育長メッセージ生徒等に配布してはどうか。 5 行政視察について  日程とメンバーについては次のとおり決定し、視察項目視察先については正副委員長に一任された。 ┌────┬───────────────┬────────────────┐ │    │     1 班       │     2 班        │ ├────┼───────────────┼────────────────┤ │日  程│ 7月9日(火)〜11日(木) │ 7月24日(水)〜26日(金)  │ ├────┼───────────────┼────────────────┤ │    │遠藤吉久委員長、       │伊藤香織委員長阿曽 隆委員、│ │メンバー│川口充律委員斎藤淳一委員  │浅野弥史委員武田世委員  │ │    │               │菊地健太郎委員丸子善弘委員  │ └────┴───────────────┴────────────────┘...